適者生存

どうも東出です。

 

皆様は上野にある国立科学博物館をご存知でしょうか?科学に関するさまざまな展示物を見ることができる日本でもトップクラスの博物館で、小さい頃の私は祖母が比較的近くに住んでいたということもあり、祖母の家へ遊びに行っては連れて行ってくれとせがんでいました。

 

今でも自宅から30分ほどで行ける距離にあるため休日にフラッと一人で出向くことがあり、そんな時はたいてい化石のコーナーに入り浸っています。

 

昔から恐竜やら新生代のヘンテコな形をした哺乳類やらが大好きで、象の何倍も大きな恐竜の化石を見ると当時の壮大な自然を感じてすごいなと思うと同時に、「こんなに面白い生き物が滅びてしまったのか」と何とも言えない切ない気持ちになります。

 

化石は古代生物の死骸が長い年月をかけて石に置き換わったもので、化石になってしまった生物の大半は、絶滅してしまっていて現代では見ることができません。

 

温暖化や巨大隕石の衝突、氷河期の到来などなど…。絶滅の理由はさまざまですが、たいていの場合は環境の変化についていくことができなかったというのが原因です。

 

自然の変化に適したもののみが残り、そうでないものは滅びることを「自然淘汰」と呼びます。環境の変化についていけないと死ぬことになるのは、自然の摂理で当たり前のことです。

 

1つの種が滅びるという壮絶なものでないにせよ自然淘汰は割と日常的に起こることで、塾という環境においてもよく淘汰される場面を目にします。

 

典型的なのが「塾の授業についていけないので辞めます」というパターン。これは完全なる自然淘汰ですね。残念ながら年に何人かの割合でそんな理由で勉強することを諦めてしまう生徒が現れます。

 

当然ですが勉強は学年が進めば進むほど難易度が上がっていきます。「難易度=環境」が変化するのであれば、それに合わせて自分の勉強を変化させるしかありません。時間を増やすなり、朝早く起きて勉強するなり、工夫できることはいくらでもあるはずです。

 

ついていこうと自身を変化させなけば淘汰される、つまり落ちることになります。驚くほどあっけなく、です。

 

ちなみに丸一塾で伝えている指導は受験で必要な基礎〜中級レベルの知識が主です。当然応用もやりますが、決して高いレベルを要求しているわけではありません。

 

受験生であれば当たり前のように知っている知識がほとんどで、知っていないと合格できない最低限のものです。それについていくことを諦めてしまうのは受験生としてまあまあ終わっていると自覚した方が良いです。

 

淘汰はされたくないですよね。毎日必死になって自分を変化させることをお勧めします。